時間とエネルギーを無駄にしない為に、低所得者向け健康保険Medicaid、Medi-Calと妊婦向けMCAPもあります。

Medicaid.gov メディケイド

この画像は、メディケイド/Medicaid のウェブサイトの画像です。今日は改めて、合衆国政府が提供する低所得者向け健康保険プログラムメディケイド/Medicaidと、カリフォルニア州のMedi-Calと、妊婦向けプログラム、エムキャップ/MCAPについてご案内します。

このプログラムについて触れるのは、これで最後にしたいな。。と思っています。なので、ちょっと力を入れて長くなります。。。

セービングへの近道になるかもしれません。

保険料、医療費がタダのメディケイド/MedicaidとMedi-Cal

健康保険マーケットプレイスとメディケイドはつながっている

どのくらい低所得なら利用ができるか?

出産と新生児ケアを安く済ませられるエムキャップ/MCAP

まとめ

セービングへの近道になるかもかもしれません。

「健康なので、保険に加入するよりオバマケアの罰金を支払う方がイイ!と思っていたが、ここ最近体調が悪くてすごい不安になった。これから保険に入れるのか?」

「健康保険を持っていなかったが、妊娠してしまった。どうしよう・・・」

「CA州に引っ越してきます。低所得なので、できるだけ安い保険に加入したい。」

と言った様な方、つまり、、、

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今、健康保険を持っていなくて医療費の負担に不安がある方が保険の加入を考る際には、まず、お住まいの地域のメディケイド/Medicaid をチェックしてみてください。

それが一番、経済的にも時間的にもエネルギー的にもセーブする事ができるかもしれないからでうす。

ただ、私はこれらのプログラムに関してサポートもしていなければ、利用の推奨もしていません。これらは政府運営のプログラムで、民間の保険会社と仕事をしている私には管轄外です。

一方で、健康保険の選択に当たっては、誰もが経済効果のある保険選びを求めているのを、仕事がらよーく知っています。すべての人が少しでも出費を抑えたいと思っています。そして、そのお手伝いをするのが私の仕事です。保険を買わずに、政府のプログラムで安く上げることができるなら、そっちを利用しよう!と考えられるのは当然です。

ですので、、、

収入に不安のある方は、まずこの政府の低所得者向けプログラムを利用できるかどうか確認してから、それ以外の保険の加入を検討するのが正しい順序で、時間的にも経済的にもエネルギー的にも近道だと思います。

私は、これまでの経験から、Medi-Calがどういう物か知っています。病院やドクターの選択に制約がある、電話がつながらない、たらい回し、連絡すると言ってしてこない。。。など、ヒドイです。

それでも、お金を払わなくていいのであれば、そちらの方が良い!という価値観もたくさんいらっしゃると思いますし、特に何の問題なくメディカル/Medi-Cal を利用している人もたくさんと思いますし。。

保険料、医療費がタダのメディケイド/Medicaid、Medi-Cal

簡単に、メディケイドとメディ-カルについて、説明します。

アメリカ合衆国政府の低所得者向け健康保険プログラムメディケイド/Medicaidです。それを運営しているのは、各州の政府です。

私がいるカリフォルニア州の、このプログラムが「メディ-カル」/Medi-Calです。カリフォルニア州なので、「Medi-Cal」という固有名詞がついています。「メディ-カル」と言う人もいれば、「メディ-キャル」という人もいます。

こちらが↓「メディ-カル」/Medi-Cal のウェブサイトです。

Medi-Cal メディカル

「メディ-カル」/Medi-Cal は、保険料、医療費がタダかもしくは非常に安い金額のプログラムです。

タダです。毎月の保険料もなければ、病院へ行って治療を受けても、その費用を支払わなくていいか、もしくはすごく安く済むんです。利用できる方が利用しない手は無いです。

IDカードが届かないとか、どこの病院に行けるかさっぱり分からないとか、こまごま面倒なことはあると思いますが、メディケイドでカバーされていれば、オバマケアの罰金を負うことはありません。メディケイドは、オバマケアの基準を満たす保険、ミニマム・エッセンシャル・カバレージ/Minimum Essential Coverageです。

ミニマム・エッセンシャル・カバレージについては、こちら↓の記事を参考になさってください。

「オバマケアの基準を満たす保険とは?- What is Minimum Essential Coverage(MEC)?」

それから以前、メディケイドとオバマケアについて、「メディケイド/Medicaid とは?- What is Medicaid?」 という記事も書きました。この記事は、オバマケアによってメディケイドがどういうことになったか等がメインの記事で、プログラムのエリジビリティとかメディケイドをどう利用するかと言うったような実用的な内容ではないです。もしよかったらご参考になさってください。

健康保険マーケットプレイスとメディケイドはつながっている

健康保険のマーケットプレイスとメディケイドはつながっています。

どうつながっているかと言うと、低所得の方がマーケットプレイスに申込みをすれば、収入の額とそれ以外の資格、例えば滞在のステータスやタックスファイルの状況等を判断されて、自動的にその申込みがお住まいの州のメディケイド/Medicaid に送られます。

カリフォルニア州の健康保険マーケットプレイスであるカバードカリフォルニア/Covered CAも、フェデラルの健康保険マーケットプレイスであるHealthcare.govも、その仕組みは同じです。

私は、カバード・カリフォルニア/Covered CAのサーティファイド・エージェントでもあり、Healthcare.gov のサーティファイド・エージェントでもあります。なので、マーケットプレイスを利用して申込みをし、メディケイドの資格が出るところまではお手伝いができますが、その先はお住まいの地域のメディケイド・オフィスが担当になります。

メディケイド・オフィスと言いましたが、これはお住まいの地域の役所です。アメリカの低所得者が利用するオフィスなので、危険な地域にあるかもしれません。私がこれまでにちょっとした事で行ったことのあるメディ-カル/Medi-Calのオフィスはそういう地域にありました。さっさと帰らないと・・(-_-;) と思いましたね。

そこで、アメリカの役所の職員とやり取りをして、プログラムを理解し、上手く利用すれば、タダで医療を受けることができます。それから、

通訳がいるはずです。英語でのコミュニケーションに不安のある方は、日本語通訳をリクエストしてみて下さい。

どんなにいい加減でどんなに不便でどんな制約があっても、また、どんなにヒドイ対応をされたとしても、医療費がタダになる事を考えれば、誰も文句は言えないですね。

健康保険マーケットプレイスとメディケイドはつながっています。でも、だからと言って私がメディケイドメディ-カルについてご案内できるわけではありません。私は民間の、営利の保険会社との契約の元に働いているブローカーなので、州政府の低所得者向け健康保険プログラムをご案内する立場ではありません。なので、お問い合わせはご自分で直接それぞれのオフィスへお願いします。

どのくらい低所得なら利用ができるか?

ここに、2017年度のフェデラル・ポバティ・レベル/Federal Poverty Level (FPL)という指標を載せます。これは、どれくらい貧乏かを図る為の数値です。別の記事でも言いましたが、本当にいや~な数値です。(-_-;)

メディケイドの資格があるかどうかの目安は、収入の額、正確に言うとMAGI/モディファイド・アジャステッド・グロス・インカムが、このFPLの 138%以下です。あくまでも目安ですので、詳しくはお住まいの地域のオフィスへご確認ください。

こちら↓は、48の州とディストリクト・コロンビアで適応されるFPLです。

2017 FPL

こちら↓はアラスカのFPLです。

2017 FPL For ALASKA

こちら↓はハワイのFPLです。

2017 FPL For HAWAII

この表の見方は、左側の列が世帯人数で、右側がFPLの数値です。もしも3人家族なら、左側が3のところのFPLの数値を見ていただいただくと、FPLが$23,480となっています。世帯収入がこの額よりも少なければ間違いなくメディケイドが利用できるでしょう。

ちなみに、この3人家族の場合のFPL138%は、$32,402 です。お住まいの州によっては、$32,402以下でメディケイドが利用できると思われます。

妊娠・出産・新生児ケアを安く済ませられるエムキャップ/MCAP

無保険の妊婦さんに嬉しいプログラムがカリフォルニアにはあります。Medi-Cal Access Program、通称、エムキャップ/MCAPです。

カリフォルニア以外のこういったプログラムについては全く知りませんが、それぞれの州で低所得の方が利用できるプログラムが色々あると思いますので、気になる方は是非、州政府のプログラムを調べてみてください。

この↓、異様に古くさーい見た目のウェブサイトがMCAPのホームページです。

Medi-Cal Access Program MCAP エムキャップ

このエムキャップは、

無保険で収入のそこそこある妊婦さんの出産と新生児ケアを安く済ませることができるプログラム

です。もう少し詳しく言うと、、、

  • 妊娠していて、
  • カリフォルニアに在住で、
  • 上で挙げたメディ-カル/Medi-Calや、65歳以上の方と障害者向けのメディケア/Medicare でカバーされていない方で、
  • 無保険か、もしくはマタニティ様のディダクティブルがあるプライベートプランでカバーされていて、
  • 特定の収入帯の方

が利用できるそうです。これ以上の詳細は、MCAPのウェブサイトを参照していただくか、MCAP、1-800-433-2611 へ直接お問い合わせください。

まとめ

健康保険の加入を考えられた時に、できるだけ安くてイイ保険に入りたいと思うのは、皆さんの共通の希望で、その希望をかなえる為のお手伝いをするのが私の仕事です。

ただし、私がご案内できるのは普通の保険会社が提供する健康保険プランです。そういったプランを検討するよりも、お住まいの州の政府が提供する低所得者向けのプログラムをあたってみる事を先にされた方がイイ方もたくさんいらっしゃると思います。

時間とエネルギーとお金を無駄にしない為にも、「どんなでもイイから安く済ませたい・・・」と言う方は、お住まいの地域のメディケイド/Medicaid が利用できないかどうか調べてみてください。

カリフォルニアのメディケイドがメディ-カル/Medi-Cal で、カリフォルニアの妊婦さんには、エムキャップ/MCAP(Medi-Cal Access Program)があります。

そして、こういったプログラムに資格が無く、健康保険が必要だ!と言う方は私の方でお手伝いできるかもしれませんので、お気軽にご連絡ください。ありがとうございました!(^^)

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