皆さん、こんにちは。お元気でいらっしゃいますでしょうか。1月以降、ずっと記事を書いていませんでした。すみません。(-_-;)と言うのも、、、実は、2月の下旬に私がろっ骨を骨折し、4月には主人が病気で緊急手術を受けることになり・・こんな出来事によってライフスタイルの変更を余儀なくされ、、この春は非常にバタバタしていました。なので、なかなか記事が書けなかったんですね。
そんな中でも、トーランスの私のオフィスや、ガーデナにある日本文化会館JCIさん、それからオレンジカウンティではニューポートビーチ東本願寺さんにて、定期的にメディケアのセミナーを開催してきました。セミナーで多くの方とお会いしてお話し出来るのは本当に楽しいですね。
実は今、メディケアでは1つの変化が起こっています。セミナーでお会いする皆さんは、ご自分のメディケアについてきちんと考えていらして、その変化についても既にご存知の方もいらっしゃいました。この記事のタイトルからお分かりかと思いますが、その変化とは、メディケア・サプリメントについての重要な変化です。今日はそれについてお話ししたいと思います。
1．メディケア・サプリメントのプランFが無くなる？
メディケア・サプリメントのプランFが無くなるって聞いたんですけど、本当ですか？
最近、お客様からいただくこのご質問、非常に重要ですね。まず、結論から言うと、一部の人にとって答えはYESで、それ以外の人にとってはNOです。
どういうことかと言うと、メディケア・サプリメントのプランFは、来年、2020年1月1日以降にメディケア受給者になる人は、購入ができなくなります。
もう少し正確に言うと、メディケア・パートBのディダクティブルをカバーするメディケア・サプリメント・プラン（プランC、プランF、ハイディダクティブル・プランF）は、来年1月1日以降にメディケアの受給資格が出る人には、購入不可能になります。
別の言い方をすると、、
今現在、既にメディケアを持っている方と、今年の12月31日までにメディケアの受給資格がでる方は、来年1月1日以降も、サプリメント・プランCとプランFを購入することが可能です。
これが、今年と来年と来年で起こる大きな変化なんですね。これは、通称『マクラ/MACRA』という法律によって決められました。次に、もう少し詳しく、それぞれの状況ごとの影響を説明していきますね。
2．誰にどう影響がでる？
それぞれの状況毎にどう影響がでるか説明していきますね。
•既に今現在、プランF、またはプランCに加入されている方
そのまま継続して2020年以降もおなじプランF、またはプランCを持っていることができます。プランは終了にはなりませんので、そのまま何もせずにいて大丈夫です。また、2020年以降も他の保険会社のプランFやプランCに乗り換えをすることが可能です。
•既にメディケアの受給を開始しているが、サプリメント・プランCやプランFには加入していないという方
2020年以降もプランCやプランFに加入することができます。つまり、2020年以降も何も変更はなく、特定の影響もありません。
•2020年以前にメディケアの受給資格があるが、まだ働いていて雇用主の提供する健康保険に加入している為、メディケアの受給を延期されている方
たとえ2020年以降に、現在の雇用主提供の健康保険を止めてメディケアを開始したとしても、プランCまたはFに加入する権利があります。
•2020年1月1日以降にメディケアの受給資格がでる方
残念ながら、メディケア・サプリメントのプランCまたはプランFを購入することはできませんが、プランFに近いプランGやプランDというプランがあります。この2つのプランは、プランCとプランFに替わって、2020年以降ギャランティー・イシュー・プラン、つまり新しくメディケアの受給を開始される方は、このプランへの申込なら保険会社に拒否されることなく、必ず加入することができるようになります。
プランGは、私もずっと前から皆さんにご案内していますが、パートBのディダクティブル以外すべてをカバーしますので、2020年以降の新メディケア受給者の方が、たとえプランFに加入できなくても、「何か大きく損をした」ような事には全くならないです。プランGについて、気になる方は是非、お気軽にお問い合わせください！
3．マクラ/MACRAとは？
最後に、簡単にこの変更を決定したマクラと言う法律について説明していきます。
2015年4月16日にオバマ大統領は、Medicare Access and CHIP Reauthorization Act fo 2015（MACRA）という法案にサインをしました。これが通称『マクラ』です。
この法律は、ヘルスケアに関連する資金繰りを改善する目的の法律で、メディケアという政府の健康保険プログラムのパートBにおいて、医師や他の医療プロバイダーがどのように支払われるかを決めていたシステムを廃止し、彼らが提供する医療サービスの質に応じて支払いをするシステムをスタートする法律です。
この記事でとりあげたメディケア・サプリメントの変更は、この法律の一部で、メディケア受給者への影響よりは、メディケアを受け付ける医師やその他の医療プロバイダーへの影響の方が大きいと思いますが、、どうなるでしょうか。
この変更は2020年1月1日から有効になります。
何かメディケア・サプリメントについてご質問などがありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせくださいね。セミナーも開催しています！
