今日は、今、急増中のお問い合わせ、
コロナウイルスの影響で、雇用主から提供されていた健康保険が無くなることに。メディケアのパートBへの申込は、もう少し働いて引退する時に・・と思っていたが、これを機にメディケアパートBへ申込をしようと思うのですが・・
という方の為に、雇用主保険終了に伴うメディケア・パートBの申込について、簡単にご説明していこうと思います。
3つの申込方法
まず、申込方法ですが、次の3つの方法があります。
A.オンライン
B.必要書類をファックス送信する
C.ソーシャル・セキュリティのローカルオフィスへ必要書類を郵送する
A.オンライン
まず、オンラインで申込をする場合についてですが、通常、既にメディケア・パートAを持っていて、雇用主保険が無くなる事に伴ってパートBに申込をする場合は、特定の書類(次のセクションで解説)に記入をして提出するのですが、このウェブ・ページを利用すると、オンライン上でその書類に情報を入したり、書類自体をアップロードすることで、申込を完了させることができます。
このウェブページを利用して申込をする為には、次の情報が必要です。
・メディケアID番号(現在のパートAのみのID番号)
・現住所と電話番号
・Eメールアドレス
・雇用主保険があったことを証明する書類のスキャン
以前はこの方法はありませんでしたが、コロナウイルスの影響で、ソーシャルセキュリティ・オフィスがクローズした為、彼らが急遽このオプションを新たに設定したようです。もしかしたら、このパンデミックが収束するまでの期間限定かもしれませんね。
B. 必要書類をファックス送信する
次にご案内する方法、ファックス送信も、実は以前まではありませんでしたが、このパンデミックによって、新たに設定された申込方法です。
ファックス番号は、1-833-914-2016です。ここに、次のセクションでご案内する書類を送信します。それだけですね。
ファックスへのアクセスがある方なら、これが一番簡単な方法かもしれません。
ファックスと言うと、「えー!今どきFAXですか?そもそも持ってる人いるのかな~」なんて言われる方もいらっしゃいますが、今どきのFAXは、大きなマシーンで、受信すると内容が印刷された紙が出てくる物ではなく、E-Faxです。マシーンはなく、スキャンをFAXプログラム利用して送信します。
保険業界では、今でもFAXは非常に利用されています。それは、情報保護の点では、Emailよりも何よりもFAXが一番安全だからなんですね。E-FAX、本当に便利ですので、個人情報など重要事項の送信には、是非ご利用ください。
C.ソーシャル・セキュリティのローカルオフィスへ必要書類を郵送する
最後の方法は、ローカルオフィスへ書類を郵送する方法です。
こちらの画像をクリックするとローカルオフィスの住所を検索するページが表示されます。ここで、お住いのエリアのジップコードを入力して、ローカルオフィスを検索し、その住所へ、次のセクションでご案内する書類を郵送します。
これも簡単ですが、他の方法より時間がかかる事と、郵便事故の可能性もありますので、他の2つの方法で提出できない場合の最終手段になるかな。と個人的には思います。
2.メディケア・パートBのみ申込をする場合に必要な書類
次に、申込に必要な書類をご案内します。
65歳でオリジナル・メディケア(Part A & B)を申し込む時とは異なり、既にメディケア・パートAを持っていて、パートBのみ申込をする場合は、次の3つの書類が必要です。それぞれ簡単に説明します。
①CMS-40B (←リンクをクリックするとフォームが表示されてダウンロードできます。)
②CMS-L564E (←リンクをクリックするとフォーム表示されてダウンロードできます。)
③雇用主保険に加入していたことを証明する書類
①CMS-40B
まずは、①のCMS-40Bから解説すると、こちらは自分の基本的な個人情報を記入する書類で、全て自分で記入します。普通の方なら、8番のサイン日の記入を記入したら、最後に、12番のRemarkに、希望のメディケア・パートBの開始日を記入して終了です。
もしも、申込人が寝たきりであったり、その他の理由でサインなどの記入が難しい方が、フォームによわよわとサインをした場合(Signed by Mark(X))に、その証人が記入するのが9番から11番までです。
最後に、12番のRemarkには、こちら↓の様にいつから(MM/YY)パートBをスタートしたいのかを書いておきます。
I want Part B coverage to begin 08/20.
これ↑は一例で、2020年の8月からパートBをスタートしたい。という場合です。
これで、この書類は完了です!
②CMS-L564E
次に、②CMS-L564E ですが、こちらは、セクションAのみ申込人が記入して、セクションBは雇用主に記入してもいます。
雇用主や総務部などの健康保険の担当者に、この書類を提出して記入していただきますが、もしも雇用主側に記入していただけない場合は、できる限り自分で記入し、雇用主のサインをブランクにして提出します。
③雇用主保険を証明する書類
最後に、雇用主保険を証明する書類です。オンラインで申込をする場合には、この書類をアップロードするように求められますので、スキャンが必要になりますね。
・保険料が支払われている事が分かるインカム・タックス・リターンの書類
・税引き前の保険料が反映されているW-2フォーム
・保険料が差し引かれていることが分かるペイスタブ
・有効日が記入された健康保険のIDカード
・グループ健康保険/大規模グループ健康保険によって支払われた EOB(Explanations of Benefits)
・健康保険の保険料が反映されているステートメントもしくはレシート
雇用主保険があることを証明する書類はこれらに限らず、他にもあると思いますが、基本的には、プランの名前、加入者の名前、加入者のID番号、雇用主のアドミニストレータの名前や連絡先、等の情報が分かるような書類です。
書類がそろったら、最初のセクションで説明した3つの方法のうちのどれかで、ソーシャル・セキュリティ・オフィスへ書類を提出してください。
3.申込後は・・
書類を提出した後はどうなるかと言うと、しばらくすると、『申込書がソーシャル・セキュリティによって受領され、メディケア・パートBがいついつからスタートしますよ。カードは少し遅れます。』と言ったような内容のレターが届くはずです。
そしてその後に、新しいメディケアカードが郵送されてきます。
既にパートAを持っていて、パートBのみ申込をする場合は、IDカードの番号に変わりはありませんので、パートBのスタート日が明らかに分かったら、次には、メディケア・アドバンテージ・プラン(メディケア・パートC)や、メディケア・サプリメント・プラン、または、プリスクリプション・ドラッグ・プラン(メディケア・パートD)の申込手続きへ進むことができますね。
プランの選択は、間違えると医療費がうまく節約できず、残念なことになってしまう場合もあります。私の方では、それぞれの方の状況を踏まえて、最も医療費、薬代、保険料が安くなるプランをご案内させていただきますので、是非、お気軽にご連絡ください。
この記事は、ソーシャル・セキュリティのウェブサイトのこちらのページを参考に書かせていただきました。
ここまで、読んで頂きまして、ありがとうございました!Stay Safe and Healthy!!!