メディケア・サプリメント・プラン乗り換え成功例①

皆さん、こんにちは!毎日暑いですが、皆さんお元気でしょうか?今日からもう8月ですね。7月は忙しくて全く記事が書けませんでした。(・・;) 今、健康保険はシーズン・オフですが、保険の必要性は1年中誰にでもあって、私も皆様の保険のお手伝いをさせていただいています。

メディケア商品を扱う保険会社は、7月からもう今年の10月15日に始まるアニュアル・エレクション・ピリオド/AEP(Annual Election Period)に向けて動き始めました。私も、ずっとメディケア関連の記事を書いていなかったので、今日は久しぶりにメディケアの記事にしたいと思います。これは、私が承ったあるメディケア・サプリメント/Medicare Supplement のお客様のプラン乗換えについてです。

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ハイ・ディダクティブル・プランF

これは、メディケア受給者である男性Aさんのお話です。Aさんはもともと、メディケア・サプリメント・ハイ・ディダクティブル・プランF(Medicare Supplement High Deductible Plan F)に加入されていました。

メディケア・サプリメントについては、是非こちらの記事も参考になさってください。

メディケア・サプリメントとは – What is Medicare Supplement

ハイ・ディダクティブル・プランFは、その名前のとおり、ディダクティブルの金額が高く設定されているプランです。カバレージの内容は、ディダクティブルの額を除いたら、プランF/Plan F と同じです。このプランの2015年と2016年のディダクティブル額は$2,180です。つまり、医療費が発生した時に、まずこの$2,180を自己負担しないことには、プランがカバーを開始しません。

皆さんは、このハイディダクティブル・プランF、どうですか?好きですか?金額から考えると、日常の体調不良や怪我などで病院に行っても、保険は全く治療費をカバーしないでしょう。私は全くお勧めしていません。

Aさんは非常に健康で、特に病気などもありませんが、このハイディダクティブル・プランFを持っている間に、ちょっとした事で病院へ行くことが1度だけありました。そこでこのプランについて、何もカバーしないのであれば「プランを持っている意味がない」と感じられたということです。それが、プランの乗換えを考えるきっかけになったようです。

カバレージ内容の良いプラン - プランF

Aさんはプランの乗換えにあたっては、「どうせ持つならもっと内容のよいプランを!」というご希望をもたれていました。そこで私は、メディケア・サプリメント・プランF/Plan FプランG/Plan G の両方をご案内しました。プランFはメディケア・サプリメントの中で最もカバレージ内容が良いプランで、プランGはプランFの次に良いプランです。私が個人的に一番お勧めしているのが、プランGです。

こちらの表で、メディケア・サプリメントのプランの概要を見比べることができます。

Medicare Supplement Plans from Medicare & You Page101

Aさんが最終的に選択されたのは、プランFでした。そして、毎月の保険料は$176です。

この、ハイディダクティブル・プランFからプランFへの乗り換えにあたって保険料がどう変わったかというと、保険料は上がりました。Fにしても、Gにしても、ハイディダクティブル・プランFに比べるとカバレージの内容は良いので、当然、保険料額の相場は上がります。保険料は上がりますが、Aさんの今回の乗り換えは実は大成功なんですね。なぜなら、保険料の増加を最小限に抑えることができたからです。その点をこれから説明していきますね。

メディケア・サプリメント・プラン乗換の魅力とは?

このAさんのケースがどうして大成功かと言うと、私がご案内してAさんが加入したプランFは、数あるプランの中でも最も安い金額のプランFでした。

メディケア・サプリメントは、何十社もの保険会社が、全く同じカバレージ内容のプランを、異なる保険料額で提供しています。プランFと言ったら、どの保険会社のプランFも全く同じなので、より安いプランを選択することで、保険料をセーブすることができます。下の数字は仮の数字ですが、これを見ていただくと、良く分かると思います。

ハイ・ディダクティブル・プランF       プランF

A社 $100              F社 $175

B社 $125              G社 $180

C社 $150               H社 $193

D社 $160              I社 $200

E社 $190              J社 $210

今回のAさんの乗り換えは、赤字の左側のC社から、右側のF社への乗り換えのようなものです。このように、

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より安いプランへ乗り換えすることで、保険料をセーブする

と言う事ができるのが、メディケア・サプリメント乗換えの魅力です。もちろん保険会社のレートや値上がり状況なども含めて考慮するべきですが、同じカバレージ内容で、より安いプランを選ばない理由はそうそうないと思います。

Aさんのケースでも、例えば、同じハイ・ディダクティブル・プランFをキープしたいとAさんが言ったら、C社からA社へ乗り換えることによって、毎月の経済的負担を$50も抑えることがでたんですね。年間で考えると$600のセービング。大きいですよね。

このようにして、Aさんは、保険料額の増加を最小限に抑えながら、なおかつご本人の「良い内容のプランを!」という希望もかなえることもできたんですね。そして、それだけではなく、そのプランは全米で有名な保険会社のものでしたので、Aさんはその点も安心され、喜んでいらっしゃいました。

プラン乗換えの注意点

メディケア・サプリメント・プランの申し込みや、乗換えにあたって、注意していただきたいのは、より安いプランがあることを知らずに、高いプランに申し込み、もしくは乗換えをしてしまう事です。

あるエージェントが「プランFは非常に良いプランなので、乗り換えませんか?」と言って、下↓のJ社の$210プランを案内してきたとします。同じプランがもっと安く買える事を知らずに、「ハイ・ディダクティブル・プランFからプランFへ乗り換えることでよりよいカバレージを得られるので、保険料は高くなります。」とエージェントに言われたら、普通に納得してしまうのではないでしょうか?

ハイ・ディダクティブル・プランF       プランF

A社 $100              F社 $175

B社 $125              G社 $180

C社 $150                H社 $193

D社 $160              I社 $200

E社 $190              J社 $210

その結果、ご近所に住む同じ年のお友達が、F社の$175のプランを持っている横で、同じプランなのに毎月$35も多い$210も保険料を払っている。なんて事にもなりかねません。そうなって、嬉しい方はいないと思います。

これを防ぐためには、ブローカーでもエージェントでも同じですが、特定の保険会社のみを薦められたらちょっと疑ってみてください。1社のプランでなく、多くの保険会社の見積もり額を提示し、その中からより安いプランを薦めてくれるブローカーやエージェントを利用するべきです。

もしも、この記事を読まれて「自分のメディケア・サプリメントは!?」と思われたら、是非、お気軽にご連絡ください。私の方で、より安いプランが無いかどうか、探すお手伝いをさせていただきますので!

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