2017オバマケア健康保険オープン・エンロールメント開始!-重要事項をまとめました!

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皆さんこんにちは!お元気ですか?オバマケア健康保険のオープンエンロールメントが11月1日から始まりましたね!私もこの数週間はだいぶ忙しくて、「これは記事にしよう!」と思うことがたくさんあるのに、なかなか書けない事が現在の悩みです。

一方で、この期間には色々な方とお話できて、笑わせていただいたり、思わず「え゛ー!?」って言ってしまうような皆さんの面白い体験談を伺ったり。また、新しい出会いもあり、本当に楽しく充実した日々を送らせていただいています。

そんな中で、オバマケアや健康保険のマーケットプレースについては、まだまだ一般に正しく理解されていないな。。という印象を受けます。ですので今日は、2017年度のオバマケアについての重要な点を、次のように5段落でまとめていきたいと思います!

1. オープンエンロールメントとは?

2. オバマケア健康保険プランとは?

3. 2017年度のオバマケア補助金がもらえる人は?

4. オバマケア申込に利用する世帯収入とは?

5. 予想収入額はグロス・インカム?ネット・インカム?

 

1. オバマケア・オープンエンロールメントとは?

オバマケア健康保険のオープン・エンロールメント/Open Enrollmentとは、個人で健康保険に加入することができる年に一度の期間です。

2017年のオバマケア健康保険オープンエンロールメントは、2016年11月1日~2017年の1月31日です。

この期間を逃すと、個人でその年に健康保険に加入することは基本的にはできません。ですので、もしも、健康保険に加入したいと考えていたら、または、オバマケアの罰金/Fee を支払いたくなかったら、この期間に健康保険の申し込みをしなければなりません。

そして、この期間に申し込みをしたプランが、いつから有効になるかと言うと、次の表のとおり15日締めで、1月1日、2月1日、3月1日、と順に有効になっていきます。

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そして、健康保険に加入したらその年の年末までそのプランを維持しすることで、または、罰金免除を取得して、オバマケアの罰金をさけることができます。

もうすぐ行われる大統領選の結果によっては、オバマケアはいずれ無くなるかも知れませんが、オバマケアがある限り、オープンエンロールメントは毎年同じ、11/1~1/31と決まっています。

2. オバマケア健康保険プラン

では、このオープンエンロールメントの間に申込ができる健康保険プランとは、どういう物かというと、大きく2種類に分けられることができます。その2つとは、ONとOFFです。

何についてONとOFFなのかと言うと、健康保険のマーケットプレイス/Health Insurance Marketplace で売られているプランがONで、マーケットで売られていないプラン、つまり保険会社が彼ら自身で販売しているプランがOFFなんですね。

この健康保険のマーケットプレイスは、別の言い方ではエクスチェンジ/Exchangeと言われていて、ON-Exchangeプランや、OFF-Exchangeプランという風に言われることも良くあります。私もよくこう言いますね。

実は、このオン・エクスチェンジ・プランとオフ・エクスチェンジ・プランの内容はどちらも同じで、オバマケアで決められた最低10項目『ミニマム・エッセンシャル・カバレージ』をカバーしていなければならず、プランは4つのレベル『4メタル・ティア』に標準化されています。

また、

2017年度のプランの、健康保険プランの元での自己負担限度額は、個人で$7,150、家族で$14,300 と決められていて、ONでもOFFでも同じですね。

では、オン・エクスチェンジ・プラン/On Exchange Planと、オフ・エクスチェンジ・プラン/OFF Exchange Plan とでは具体的に何が違うかというと、マーケットで売られているオン・エクスチェンジ・プランには、オバマケアの補助金/Subsidy が投入されています。

ですので、この補助金の恩恵を受けられる人は、健康保険マーケットでオン・エクスチェンジ・プランを買うべきなんですね!次に、このオバマケアの補助金について説明していきますね!

3. 2017年度のオバマケア補助金がもらえる人は?

オバマケア/Obamacare は、アメリカ国民に手ごろな金額の健康保険を提供することを可能にした法律です。そして、どうやって保険料を手ごろな金額になるようにしたかというと、

世帯収入の額によって計算された、

毎月保険料に当てられる補助金を出すことで、

加入者の保険料自己負担額を減らす

ことを実現したんですね。

さっき、『補助金がもらえる人は健康保険マーケットでオン・エクスチェンジ・プランを買うべき!』と言いましたが、具体的にどういう人がこの補助金をもらえるかどうかは、上で挙げたように、世帯収入額によって決まります。

具体的に言うと、フェデラル・ポバティ・レベル/Federal Poverty Level の400%までの世帯の方は、健康保険マーケットプレイスに申込をすると、オバマケアの補助金をもらうことができるんですね。

この下の表は、ハワイとアラスカを除いた2016年のフェデラル・ポバティ・レベル/Federal Poverty Levelです。タックスファイルに含まれる家族の人数が一番左側の列で、その自分の数字の行を右方向へ見ていくことで、自分の収入がどのレベルになるかが分かります。

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たとえば、独身の方は一番上の1の行を右に見て行き、もしも年収が$54,000だとすると、一番右の列の400%を越えてくることが分かります。こういった方は、健康保険を買うのに十分な収入があるとみなされ、オバマケアの補助金をもらうことはできません。

余談ですが、、、、以前、ご夫婦そろって面談にいらしたお客様にこの表の説明をした時に、「フェデラル・ポバティ・レベルってなんですか?」とご主人に聞かれました。「貧乏度合いを決める数字ですね!」と簡単に答えたところ、その方が即座に「うわっ!イヤ~な数値ですね~!」と反応され、その言い方が本当に素直な表現だったので、「同感です。(^_^;)」とみんなで笑った事があります。本当にイヤ~な数値ですよね!でも、毎年更新されるこの数値は、経済的な補助など様々なプログラムの指標に利用されていますね。

4. オバマケア申込に利用する世帯収入額とは?

それでは、もう少し進んで、オバマケアの申込にあたって利用する世帯収入の額について、具体的に説明していきたいと思います。ここ、すごーく重要ですよ!

上で、2016年度のFPL/Federal Poverty Level の表を紹介しましたが、この表を使って当てはめる自分の年収額は、

2017年度の予想世帯収入額

で、もうすぐ判明する2016年度に実際にあった収入の額ではありません!!!多くの方が勘違いをされていますが、あくまでも来年の予想収入です。

2017年度のオバマケア健康保険を買うには、2017年度の予想世帯収入額を申告し、その額を元に保険料補助(アドバンスド・プレミアム・タックス・クレジット/Advanced Premium Tax Creidt)をもらう。と言う形になります。さっきから私は『補助金』と言っていますが、正式にはAPTC↑と言う、前もってもらえるタックス・クレジットなんですね。

ですので、2018年4月15日が締め切りの2017年度のタックス・リターンの時に、この前もって与えられたタックス・クレジット/Tax Credit が調整されて、もしも実際の年収額が申請した予想額よりも多く、このAPTCをもらいすぎていたら、このタックス・リターン/Tax Returnの際に返済することになります。

5. 予想収入額はグロス・インカム?ネット・インカム?

では、このタックス・リターン目線で、オバマケアで利用する予想収入額について説明していきますね。良くお客様から、

「このオバマケアで申請する収入って、グロスですか?それともネットですか?」

と聞かれますが、答えは「グロスです!」です。実際には、マジャイ/MAGIと言われるモディファイド・アジャステッド・グロス・インカム/Modified Adjusted Gross Income の金額になります。

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マジャイを出すには、まず、最も一般的なタックスリターンのフォーム1040の一番下の行、つまり37行目のアジャイ/AGI、つまり アジャステッド・グロス・インカム/Adjusted Gross Income から始まります。

このAGIに、次の3つの金額を足した金額が、オバマケアの申込で利用されるマジャイ/MAGI になります。

①グロス・インカムに含まれないソーシャル・セキュリティ・ベネフィットの額

②フェデラル・タックスの対象にならない利子収入の額

③海外に住む方のタックスから除外される海外での収入の額

こう言った収入が無い方は、2017年度のタックス・ファイルで算出される、アジャステッド・グロス・インカムの額、つまりフォームの37行目に入る額を予想すれば良いことになります。

このマジャイの算出方法は、また改めて記事にしようかな・・と考えています。乞うご期待!

ここまで、オバマケアの重要点をまとめてきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。私がここで記事にできることで、皆さんが2017年度の健康保険を安く持て、ペナルティを食らってしまうことなく、また保険をうまく利用して経済的により良い1年になることのお手伝いができれば光栄です。質問などがありましたら、お気軽にお問い合わせください!長くなりましたが、ここまで読んでいただきましてありがとうございました!(^.^)

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